バブル景気の時代も堅実経営を貫いた佐伯建設
バブル経済に沸いた80年代後半から90年代前半、建設市場は絶頂期の時代であった。市場は徐々に縮小に転じたが、90年代後半までは政府の景気対策で公共投資により、全般として建設業界は活況を呈していた。佐伯建設の受注も堅調に推移し、平成2年に初めて売上高が200億円を突破。平成5年には売上高250億円台まで上昇し、数々の大型物件の実績を残していった。
佐伯建設には宇佐神宮宝物殿・参集殿、春日神社本殿をはじめ、これまでの多くの神社・仏閣実績があり、伝統建築を看板の一つとして前面に打ち出した。専門技術の蓄積は勿論、現場担当をはじめとして神社・仏閣の仕事をライフワークとしたい社員が育ってきたことや、佐伯建設としての特色をさらに出していくことを狙った戦略だ。
さらに海外の施工方法、建築材料を調査研究する部門として商品技術開発室を発足。一級建築士3人の専任スタッフが大学教授、専門家とも連携を図り、新しい技術が使えれば積極的に導入することを目指す。その後、SSアラミド工法、エコフローラ等を開発。現在も、技術の中心的な部門として大きな役割を果たしている。